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《blog》信州にはどんな種類の「木」があるの?木の効用や代表的な木の種類について。

2022-10-01
長野県にはどのような種類の「木」があるの?木の効用や長野の代表的な木の種類についてご紹介します


「長野県」と聞いてどのようなことを思い浮かべますか?

  • 自然豊か

  • 山が多い

  • 夏は涼しそう

などなど、長野県と自然環境を結びつける方も多くいるのではないでしょうか。

実際、長野県は自然の恩恵を存分に味わえる場所です。

今回の記事では、そんな長野県の自然の豊かさを作り上げている「木」について、長野県で木材会社を営む当社がご紹介します。

「木」といっても針葉樹や広葉樹、さらにはそれらのなかにもさまざまな種類の木が存在します。この記事では長野県に生息する4種類の代表的な木について、それぞれの特徴や使用用途をご紹介します。

そもそも「木」の魅力とは?

そもそも「木」にはどのような魅力があるのでしょうか。ここでは木の効用について2つご紹介します。


木の家で快適な住環境の構築

構造体や外装・内装に木材を使ってできる木の家。温かみのある雰囲気で見た目からして住み心地が良さそうですが、実際に木の家はオシャレなだけでなく、住む心地がよくなるような効用があります。


その効用とは、室内の湿度の調整ができることです。木材は湿気を状況に応じて吸収・放出できるので、人間にとって快適と感じる湿度に保つことができます。湿度が高すぎたり低すぎたりすることは体感でも不快に感じるし、体内への直接の影響もあるので、湿度を調節することはとても大切です。


例えば、調湿効果はダニの繁殖を防ぐことが可能です。ダニは湿度の高い環境を好み、繁殖しますが、ダニが生育する環境で暮らしているとアレルギー性鼻炎などの症状を引き起こすことがあります。調湿効果のある木材が使われた住宅であれば、こうした健康被害を最小限に抑えることができます。


森林セラピーでストレス軽減

森林とは、木や竹が集団的に生育している場所のこと。森林セラピーとは、心身の健康保持を目的として森林に入ることを指します。森林セラピーにはストレスホルモンの減少や体の活力が回復するなどの効果があることが、実験によって明らかにされています。少し疲れてきたなと思ったら、森林に入って疲れを癒すのがオススメです。

長野県には4種類の代表的な「木」がある!

長野県は、県土の78%が森林で占められています。その森林の多さは、全国の中でも北海道、岩手に次いで3番目。内訳では国有林が35%、民有林が65%となっています。長野県は地域によって生息している木の種類が違っており、その中でも多く生えているのが

  • 唐松

  • ヒノキ

  • 赤松

の4種類です。長野県の東部(東信地域)や中部(中信地域)では唐松や赤松が多く、木曽地域などはヒノキが有名ですね。北部の北信地域では杉が多く採れます。

今回は代表的なこの4種類の針葉樹について、木の特徴やどんなところに使われているかをご紹介します。

信州唐松
真田杉
桧(ひのき)
信州赤松
それぞれの木の特徴
唐松
特徴

唐松は、杉より硬くて粘りのある材質です。樹脂分が多く、腐りづらいことから鉄道レールに敷く板である枕木や、土木工事で使われる土木杭などに多く使われてきました。独特な香りがするのも特徴です。

唐松は「旋回木」といって、ねじれながら成長する性質を持っています。またヤニが多く、暖かい時期はヤニが溶け出してねばねばと手につくことから、建築材として疎まれた時代もありました。

近年では乾燥技術の発達によって、ヤニの成分だけを除去することができるようになりました。そのため、現在では家の構造材や外装材、内装材など建築材として幅広く使われています。


使用用途
  • 土木用・ワイン畑用の支柱杭

  • 枕木・大工の足場板

  • 内装材(壁板・フローリング板)

  • 外壁材

  • 構造材(土台・柱・梁・桁など)


特徴

杉は全国でもっとも植林されている日本で一番有名な木です。まっすぐ育つので癖がなく、加工しやすいのが大きな特徴です。また、空気を多く含んでいることから軽く、触れると温かみも感じられます。杉は、木の中心部分である心材と木の外側部分である辺材の色がはっきりと違います。心材は赤みを帯びていて、辺材は白色です。香りはさわやかです。

おそらく、杉と聞いてみなさんが真っ先に思い浮かべるのは花粉症のことではないでしょうか。杉花粉は花粉症の原因にもなっており、花粉症がひどい方にとっては憎き相手かもしれません。ですが、みなさんが住んでいる家や公共施設などにも多く使われていますので、その辺りは大目に見てもらえると嬉しいです。


使用用途
  • 構造材(柱・梁など)

  • 内装材(壁板・フローリング板)

  • 造作材(建具・家具など)

  • 木工製品(おもちゃや小物など)


ヒノキ
特徴

ヒノキは他の針葉樹に比べて成長が遅い木です。杉が植林から収穫までの期間が約40年なのに対して、ヒノキは50〜60年ほどかかります。香りは強く、油分が多いため腐食しにくく檜風呂や家の土台に使われることが多いです。

ヒノキの最大の特徴は、美しいツヤときめ細かい木目です。特に人の手に触れることの多い部分はツヤが増し、独特の色合いへと変わっていきます。また、本来ヒノキは柔らかい材質ですが、経年が進めば進むほど硬く変化していきます。建築材として使用されたヒノキは、100年すると鉄のような材質に変化すると言われるほどです。


使用用途
  • 構造材(土台・柱・梁・桁など)

  • 内装材(壁板・フローリング板・框)

  • 外壁材

  • 造作材(建具・家具など)

  • 和室(鴨居・敷居)

  • 風呂釜・桶・まな板など


赤松

特徴

赤松は寒冷で痩せた土地でも育ちやすいタフな木です。あの高級食材「松茸」も赤松の周りに生えます。大きな特徴としては、国産針葉樹でNo.1の強度を誇り、その粘り強さから家の重さを支える梁(はり)や桁(けた)といった横架材として活用されてきました。ですが近年では製材品向けの生産は減少しています。

赤松は経年変化によって赤みやツヤが増していきます。そのため、内装材や和室に使われることも多いです。

森を眺めていると、赤みを帯びた樹皮が特徴的な木を見かけますが、これが赤松です。

長野県内ではよく見かける木ですので、興味のある方は探してみてください。


使用用途

  • 構造材(梁・桁など)

  • 内装材(壁板・フローリング板)

  • 造作材(建具・家具など)

  • 和室(鴨居・敷居)

【最後に】長野で「木」を感じてみよう
今回の記事では長野県で馴染みの深い4種類の針葉樹をご紹介しました。

木にはストレスを軽減させる効果や住環境を快適にする効果などがあります。森で自生する木や住宅に使われる木材など、木はさまざまな場所で触れることができます。


今回の記事で木に興味を持たれた方は、ぜひ一度長野県を訪れてみてはいかがでしょうか。森林セラピーがてら、今回ご紹介した4種類の木を探してみるのも良いかもしれません。

また、学校や市役所などの公共施設、家の内装材などにも今回ご紹介した木が多く使われています。そうした公共施設や木材を使った建物を訪れた際に、どんな種類の木使われているのか調べてみるのも良いかもしれませんね。



第三木材
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佐久穂町新庁舎(信州唐松)
小諸市ワイナリー支柱杭(信州唐松)
信州唐松を使ったパスタ入れ

《blog》木育とは?親子で始める木のある暮らし。長野県内の木育施設もご紹介!

2022-08-01
カテゴリ:日常,弊社の仕事
木育とは?親子で始める、木のある暮らし。長野県にある木育施設もご紹介!
 

近年、日本人のライフスタイルは変化し、木材が利用される機会が減っています。普段の生活の中で使われるのは木材よりもプラスチック素材などが多く、生活の中で木材を使用する機会は多くはありません。

そんな中で注目を集めているのが「木育」。ここでは、木育について解説いたします。

少しでも木に親しみを感じていただけたら幸いです!

木育とは?

木育という言葉は2004年に北海道で生まれました。木育は、子どもだけでなくすべての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組みのことをいいます。子供のころから木とふれあい暮らすことで、自然と関わって生きていることを感じ、豊かな心を育みます。


実際に林野庁(農林水産省の外局)も、子どもや大人が木製品との触れ合いを通じて木材への親しみや木への理解を深めることで木材の良さを学んでもらおうと、木育の活動を勧めています。

木育の活動はどんなもの?

木育の活動は非常に多様で、対象年齢や活動の場を選ばない、自由度の高い活動として人気を集めています。

以下は、木育としての活動の事例です。


・子どもたちがおもちゃなどに加工された木と触れあう活動

・大人による木材を使用したものづくり

・親子で木を使った遊びやものづくり

・木材を扱う職人などによる木についての講座

・森林での間伐体験と、その際に発生した間伐材の利用

など…


このように木育の活動は多岐に渡ります。

木育は「木を好きな人を育てる活動」。
木育の根本は「木を好きな人を育てる活動」だと考えられており、その活動は「かきくけこ」でまとめることができます。

か・・・環境を守る

木が好きだから木を暮らしの中に取り入れるというだけでなく、その木材が森林や環境を大切にしながら伐られているのかといったところまで考え、木を使うことと環境を守ることがつながっていることを理解する必要があります。


き・・・木の文化を伝える

日本は木造建築物が昔から多く、 世界屈指の木の加工技術を伝えてきた国でもあります。

子どもの頃から木に触れ、モノをつくることを通して、 技術や文化を伝えていくことができます。


く・・・暮らしに木を取り入れる

かつて日本の暮らしの中には木があふれていましたが、現在は木の製品が減ってきています。日本の暮らしの中で木の自給自足をしていくことが求められています。


け・・・経済を活性化させる

自分たちの住んでいる国の木を使うことで、森林・林業・林産業を元気にさせ、 山村・里山を中心とした地域経済を活性化させます。


こ・・・子どもの心を豊かにする

木のおもちゃは子どもの五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促す効果が期待できます。子どもが育つ環境に木を取り入れていくことで、 木の良さ・魅力を知ってもらう大きなきっかけになります。


木育が与える効果
子供たちの豊かな心を育てる

森の中を歩いたり、木の匂いを嗅ぐことでリラックスできたという経験はありませんか?木にはリラックス効果や五感を刺激する力があります。木には子どもの五感に働きかけ、感性豊かな心の発達を促すことと、親にとっても癒し効果があります。また好奇心が持続し、集中力が高まることも期待できます。その他にも免疫力が高まる、リラックス効果によってポジティブな気分になれるなどの良い効果も期待できます。


自然とのかかわりを通して、命の大切さを学ぶ

私達は普段自然の力を借りて生活しています。木のおもちゃに触れたり自然と暮らす中で、命の大切さを感じ、やさしさや思いやりを育むことが出来ます。またワークショップで椅子やお箸などをつくることで、その過程を知り、ものを大切にするようになります。


木の文化を伝える

日本は寺社仏閣をはじめとして、古くから「木」と深くかかわってきた歴史や技術があります。子どもの頃から木に触れ、木で何かをつくることを通して、木と向き合うための手の技術、木の文化を伝えていくことができます。

長野県内の家族で楽しめる木育施設・遊び場

長野県内には、いくつか木育を楽しむ施設があります。家族みんなで楽しめる木育施設や木育の遊び場をご紹介いたします。


ミマキウッドラボ(東御市下之条726-3)
※2022年9月17日オープン!!

ミマキウッドラボは木育をテーマとした「木の体験複合施設」です。

楽しみ、学び、木から育むことをコンセプトとしたものづくりクリエーターの集いの場です。気軽にDIYや木工ができる「ものづくり工房」、木のぬくもりを感じることができる「コワーキングスペース」、木に触れ木の香りを感じながら遊べる「木のあそび場」といったスペースがあり大人から子供まで楽しめる施設です。

https://www.mimaki-wood-lab.com/


andLIFE(長野市神明8-2)

andLIFE施設内の一画にある木だけで作られた広場「木育ひろばぬくもく」。

0歳から木と触れ合える子供の木育施設です。“子供の居場所”木質空間整備事業の一環で信州の木材を使用して作られています。

他にもandLIFEにはちょっとひと休みできる「居心地の良いカフェ」や、家族みんなの悩み事を相談できる「暮らしの窓口」、ママ会やサークルに使える「広々スペース」などの施設があります。

https://www.andlife-nagano.com/


木曽おもちゃ美術館(長野県木曽郡木曽町新開6959)2022秋オープン予定

木曽ヒノキをはじめ木曽五木と呼ばれる木々が古来より重宝され木曽は木々の名産地です。

そんな木曽にオープンする木曽おもちゃ美術館は、築90年以上の旧黒川小学校木造校舎を活用した施設です。木工体験や木曽のふるさと体験ができるほかに、実際に展示されている木のおもちゃを手にとって遊ぶことができるので、来館者が楽しみながら木の魅力や温もりを体感できる体験型の「木育」おもちゃ美術館です。

https://kiso-toymuseum.com/

長野県内の木育イベント

・カラマツフェス ※2021年初開催(2022年開催未定)

2021年10月24日(日)に佐久市の駒場公園多目的広場で初開催した、カラマツフェス~NO KARAMATSU NO LIFE~。親子一緒に体験することのできる木工ワークショップや、カラマツ空間を体験できるミニハウス展示場、木々の中で自然について楽しく学べるクイズラリーなど、佐久の名産であるカラマツを身近に感じていただけるようなイベントです。


・全国児童・生徒木工工作コンクール

主催の日本木材青壮年団体連合会は『子ども達の創造力を伸ばし、木をもっと身近なものにしてもらいたい』という思いから、毎年全国児童・生徒木工工作コンクールを開催しています。

コンクールのテーマは毎年異なり、その年に応じたテーマが公式サイトにて発表されます。2022年現在のテーマは『ともに つくろう』です。ご家族同士で話し合いながら木材で作品を作り、コンクールに応募してみてはいかがでしょうか?

https://www.mokuseiren.jp/mokkou/


・国営アルプスあずみの公園イベント

国営アルプスあずみの公園で定期的に開催されている「森の体験舎」。

まつぼっくり、どんぐり、落ち葉、小枝、公園内の間伐材などの園内に落ちている自然素材を使ってクラフト体験ができる創作クラフト工房。

他にも食工房では地元の食材を使った季節の料理を自分たちでつくって味わえたり、大屋根広場では火を使った体験などをすることができます。

最後に

ここまで、木育についてご紹介いたしました。

小さいころに育まれた感性や価値観は大人になっても生き続けるものです。自然や木と触れ合うことで環境を守るという一面だけでなく、子供たちの感受性や自己肯定力を高めることは、より多様化する社会でとても大切な事だと思います。

また精神を病んでしまう大人も多い昨今、自然と触れ合うことが重要になってくると考えています。まずは身近なところから、親子で「木育」を始めてみるのはいかがでしょうか。


第三木材
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眞田神社・夏越(なごし)の大祓式(おおばらいしき)が行われました。

2022-07-06
カテゴリ:日常
夏越の大祓式 「茅(よし)の輪」作り
猛暑が続く6月25日、上田城跡公園内・眞田神社で「夏越(なごし)の大祓式(おおばらいしき)」が行われました!

大祓式(おおばらいしき)とは、境内に設置された直径2メートルほどの「茅(よし)の輪」をくぐり、半年間で知らずのうちに溜まった罪や穢れを祓い清める神事です。
 
毎年この「茅(よし)の輪」作りに参加しているのですが、今年は朝4時半からのスタートとなりました。

まずは常田池周辺の茅(よし)刈り取りから始まります。軽トラ一台分ほどの茅(よし)を集めます。
 
その後、
①茅を選定し、長さを整える
②鳥居を作って茅を輪(直径2,200㎜ほど)にまとめる
③150~200㎜ほどに固定する
④鳥居に吊り下げをいれる(動かないように何か所もしめ縄で引っ張り固定)
⑤まわりの茅をカットして、丸い形に仕上げたら完成です

総勢9名、2時間半ほどかけて完成しました!
 皆さんも無病息災を祈りながら、回ってみてください。


営業部部長
金子
 
 
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《工事部スタッフブログ》6月 木工事の進捗状況

2022-06-20
カテゴリ:木工事,弊社の仕事
6月の木工事の進捗状況
工事部の小方です。

梅雨の鬱陶しい日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。外仕事をしている方にはあまり嬉しくない雨ですね。食物等にとっては恵の雨ですね。また、熱中症に気をつけないといけない時期になります。
みなさん、体に気をつけて仕事、レジャー等楽しみましょう。

~6月の工事の進捗状況~
【進行中の物件】
・北佐久郡軽井沢町 別荘の新築工事
木造2階建て(77.5坪)
土台敷き、建て方、及び造作工事

急傾斜地に建てているので2階建てとはいえ、3階建てのような建物です。バルコニーからの眺めは四季それぞれ素晴らしいと思います!


今年も、家庭菜園をやっていますが、なかなかうまくいきません。昨年は、オクラがたくさん採れたのが今年はなかなか大きくなってくれません。今は、20日大根を毎日のように収穫しています。ミニトマト、ナス、ピーマン等も実がなり始めました。これからが、楽しみです。
 
 
第三木材
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《総務部スタッフブログ》外国人技能実習生の受け入れ開始!

2022-06-04
外国人技能実習生の受け入れが、ようやく実現します!
総務の宮下です。

7月にベトナムから大工技能実習生として、
新しい仲間が2名加わります。

新型コロナウイルスの流行により
来日がニ年弱延期となっていましたが、
ようやく入国できる事になりました。

入国準備のための住居を手配したり、
国や文化の違いを学んだり、
受け入れのための前準備が多く、
想像以上に大変でした。

初めての実習生受け入れ。
不安や心配事はつきません、、、

でも、きっと実習生のお二人の方が
何倍も不安を感じていると思います。

夢と希望をもって仲間入りしてくれる二人。
そんな彼らの期待にしっかり応えられるよう頑張ります!

  

第三木材
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